2012年09月14日

SUPER SUB#2『ゲキマン。』第1話「シンイリ。」

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2012年9月14〜19日 水戸市新荘 稽古場 風

企画・構成・演出:渡辺キョウスケ
脚本:渡辺キョウスケ/又吉某氏・能村圭太
出演:又吉某氏・昆節夫・小林拓司・能村圭太・宇田美幸
   (以上、プロフェッショナルファウル)
   稲田佳菜(演劇集団「風ノ街」)

―チラシより―

プロフェッショナルファウルの番外公演「SUPER SUB」の第2弾は、ワンシチュエーションで1話完結の連続コメディドラマ「シットコム」を4ヶ月連続で毎月1話ずつ上演!!
安下宿を舞台に売れない漫画家たちが奮闘する青春グラフィティコメディ!!!

売れないマンガ家が暮らす安下宿「セトギワ荘」。そこに連載の決まった新人マンガ家が新たに入居することになった。しかし、すでに下宿の部屋は満室だったため、新人の入居をめぐって一波乱起こることに・・・。

記念すべき第1話の脚本は、今公演の企画発案者であり総合演出でもある渡辺キョウスケが自ら担当!嫉妬と謀略とマンガネタが渦巻く、これがPF流シットコムだ!!



ホームである水戸での約1年半ぶりの公演となる、マンガ家たちが暮らす安下宿を舞台にした、4ヶ月連続シットコム公演の第1話。
第1話ということで多くの人に観てもらうため、全10公演という過去最多の公演数をこなし、その後「水戸まちなかフェスティバル」での再演(全2公演)、「クォータースターコンテスト」参加の為に15分バージョンを撮影するなど、ひたすらに上演数を重ねた。
上演時はまだ暑さの続く時期だったが、上演中は音が鳴らないように空調を弱めていたため、ドタバタ劇が繰り広げられる舞台上はサウナ状態となり、余りの暑さに能村が熱中症で倒れる。
終演後に行われたアフターイベントでは、キャスト陣がお気に入りのマンガの名シーンを実際に演じる「マンガ名シーン実演王決定戦」を開催。また、1時間のスペシャルバージョンの回では、カラシを入れた激辛シュークリームでロシアンルーレットを行い、全3回中、唯一の客演である稲田がまさかの全ヒットという結果に終わる。

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第1話「シンイリ。」15分バージョン


『ゲキマン。』稽古場日誌「ヨンコマ。」第1巻

公演CM




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2011年05月28日

SUPER SUB#1『祈りきれない夜の歌』

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2011年5月28〜29日 水戸市新荘 稽古場 風

作:松尾スズキ
演出:渡辺キョウスケ
出演:神長春菜、小林拓司、昆節夫、能村圭太、又吉知行
   黒田忍(演劇集団「風ノ街」)
演奏:宮田洋平(劇団コミューン/Andante)、吉久保美佳

―チラシより―

まず始めに、2011年3月11日に発生した大震災で被災された皆様方に、
心よりお見舞い申し上げます。

この度の大震災で、我々プロフェッショナルファウルは、
3月11日当日と、12,13日の3日間に予定していた公演を中止せざるを得ませんでした。

悔しかったのです。公演を中止にしなくてはならなかったことが。
そして、自分たちのやってきた「演劇」が、震災に対して何ら無力であったことが。

だから、我々は考えました。
この震災にも負けない、「強度」を持った演劇を。

我々プロフェッショナルファウルは、公演をやります。

今回の公演は「SUPER SUB」(スーパーサブ)と銘打ち、
いつもより規模の小さな番外公演として行います。

人気劇団「大人計画」の鬼才・松尾スズキが2001年に書き下ろした、
障がい者の少年とその周囲の人々の数奇な運命を描いたラジオドラマ脚本を、
「『セミ』リーディング公演」という形式で上演します。
リーディング公演の体裁を借りた演劇公演、
といった趣向になる予定なので、『セミ』を付けました。

余震の恐れがあるので、舞台装置は組みません。
電力がかかるので、照明も極力使わないようにし、
音楽もスピーカーから流すのではなく、生演奏にします。
観客の皆様の安全を考え、長時間の拘束はしないよう、
50分程度の上演時間を予定しています。

この公演は、震災の被害に遭われた方々を元気付けたりとか、励ましたりとか、
そのような目的で行われるものではありません。
我々はただ、いつものように面白い芝居をやろうと思うだけです。

それでも我々は、「面白い」ということを、そして「演劇」というものを信じ、
多くの人々にこの公演を観ていただきたいと考えています。

こんな状況下なので、無理に観に来てもらおうとは思いません。
「観たい」と思う方だけ観に来てください。
ご来場お待ちしております。

プロフェッショナルファウル 渡辺キョウスケ



震災後、わずか2ヶ月後に行った番外公演「SUPER SUB」の第1弾。
松尾スズキ・作のラジオドラマ脚本を、役者たちが1冊のテキストを回し読みしながら演技をする「セミ・リーディング」の手法を用いて上演。余震と電力不足を考慮し、「上演時間50分」「舞台装置・照明無し」「音楽は生演奏」で行う。
また、物語の主人公である言葉の話せない障がい児の少年を、車椅子に乗せた人形に演じさせ、それとは別に、その心の声を役者に演じさせるという演出で、少年の身体と思考を多重的に表現した。
前回の公演中止を受け、お祓いに行くも、劇団名を「プロフェッショナルファイル」と間違えられ、結果、公演当日に季節外れの台風が直撃する。

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劇中曲「風が通り過ぎてゆく。」作曲:宮田洋平(Andante)


劇中曲「風が立ち止まる。」作曲:宮田洋平(Andante)


稽古場日誌『祈りきれない夜の稽古場』
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