
2014年9月27・28日 水戸市 まちなか情報交流センター
作・演出:渡辺キョウスケ
出演:手嶋あかり、神百合愛、小林拓司、植田そうへい、滝本圭
―チラシより―
彼女は、恋人の男を殺した。
友人の私は、死体の処理を手伝うことにした。
私は、彼女のことを愛していた。
しかし、私には死んだ男の霊が見えていた。
私と彼女と男の霊、奇妙な三人の逃避行が始まる―。
プロフェッショナルファウルがまちなかフェスティバルでお贈りする、ロードムービー風・変則恋愛劇。
水戸市内で行われた、第3回まちなかフェスティバル「まちなかシアター」参加作品。
映画『テルマ&ルイーズ』に想を得た、女二人と殺された男の霊の逃避行をロードムービーの手法で描いたシリアスコメディ。
元々、別の既成作品を上演する予定だったが、その作品の上演許可が降りず、急遽、渡辺が某戯曲コンペ用に書いた本作を上演する運びとなった。
女優人生初主演となる手嶋が、主演のプレッシャーと冒頭とクライマックスの長ゼリフに稽古場で半ベソになりながらも、見事主役を演じ上げ、女優として一皮むける。
殺人、死体解体、レイプなど、まちなかフェスティバルには全く似つかわしくないヘビーな内容だったが、同フェスのイベントの一環として行われた昆の結婚式のおかげで、無事おめでたい雰囲気で締めくくられた。