
2014年2月15・16日 水戸市 アートスペース月虹舎
作:望月幸太郎(キ・カンパニー)
演出:能村圭太
出演:能村圭太、又吉某氏/安島崇、植田そうへい、笹本大騎
―チラシより―
今から遠くはない未来のお話。
落ちこぼれ大学生、橘田は卒業単位取得の為に天才教授の頼みを聞く羽目に。
え?何?宇宙探索??帰って来れるんすか??
東京で活動するウェブ系エンタメ劇団キ・カンパニーの作品が茨城水戸に初上陸。
演出としてタクトを振るのは7年ぶり能村圭太。
プロフェッショナルファウルがゲリラ的にお贈りするSUPER SUB第3弾は、男5人のセンチメンタルジャーニー!!
僕らと一緒に「スペースランナウェイ!!」
「オモロイことやろうや!」を合言葉に、昨年末から演劇熱が高ぶっていた能村主導により急遽企画された公演。能村の学生時代からのフェイバリット劇団であるキ・カンパニーさんの作品を、学生時代以来7年ぶりとなる能村自らの手で演出した。
能村を含めた5人の男優が、キャパ20人余りという密な空間の中、アドリブを交えたユルい会話の応酬で客席を大いに沸かせる。また、普段は禁止している上演中の写真・動画撮影を解禁し、そのシャッター音を演出に利用するなど、舞台と観客の垣根を取り払う趣向を凝らし、エンターテインメントとしての演劇を志向した能村の情熱が結実した公演となる。
終演後のアフターイベントの一つとして、キ・カンパニーの方々を迎えてのクロストークも催され、オリジナルの初演には無かった「合コンの約束により人類の殲滅計画を防ぐ」という追加されたオチを、「あんなカジュアルな『殲滅』見たことない」と褒めていただく。また、回によっては来場者に宇宙食を配ったりもした。
映画畑の人間で今回が初舞台となる笹本君は、初舞台とは思えないその堂々とした演技と、ふてぶてしい言動により、他の面々から「(演劇の)化身」という異名で呼ばれる。

PF×キ・カンパニー『科学』クロストーク(撮影:キ・カンパニーさん)