
2012年4月21〜22日 土浦市 茨城県県南生涯学習センター
作・演出:又吉某氏
出演:神長春菜、小林拓司、昆節夫、能村圭太
(以上、プロフェッショナルファウル)
稲田佳菜、神百合愛(以上、演劇集団「風ノ街」)
植田そうへい、木村隆之、佐藤信郎(演劇事務所'99)
安紀子(演劇集団スリーサイズ)、鶴田美幸
―チラシより―
「アイツは、人を笑わせることしか興味が無いんだよ。」
先の戦争の戦犯として、裁判で罪に問われている元軍事参謀長、ルイド・メイソン。
彼の容疑は、保守派の前大統領を暗殺し、自らの傀儡である戦争推進派の候補を大統領の座に就任させたというものであった。
容疑を否認するルイド。しかしそこに、証拠の映像を持つという青年が証人として現れる。
彼の名はダン・アークエイド。
ダンは、ルイドがある男を利用し、大統領を暗殺を実行させたと証言する。
その男とは、ダンがずっと撮り続けていた、親友のコメディアンだった。
2011年夏に行われたイベント「vol.13主演争奪戦」において、
見事主演の座を勝ち取ったPF所属俳優・小林拓司が演じる、
人々を笑わせることを夢見ながら、騒乱の時代に翻弄された男の一代叙事詩。
大統領暗殺の容疑をかけられ処刑された、あるコメディアンの男の無実を晴らすべく、彼を撮影し続けた映画監督志望の友人の回想がフィルムと共に語られていく。
『僕の騒がしい妄想』の手法を発展させ、会場の客席を舞台の一部とし、役者を客席に待機させ、コメディアンの物語を見つめる観客に見立てた。
水戸まちなかイベント『プレイ×プレイプロジェクト』内で行った「Vol.13主演争奪戦」にて、小林が見事優勝。主役のコメディアン・ハッピー役に選ばれた。
「13」という数字に加え「死」が入ったタイトルで縁起が良くなかったのか、公演中に骨折者が2人も出るという、なんとも不吉な事態に見舞われた。
この公演後に、宇田(鶴田から改名)がメンバーに加入。



又吉による作・演出日誌『あるコメディアンが死ぬまで』
公演CM